NHKスペシャル 亡き人との再会 を見て <東日本大震災> 

8月23日、NHKスペシャルで、シリーズ東日本大震災 亡き人との"再会"〜被災地三度目の夏に〜の放送をみました。


多くの命を奪った東日本大震災。被災地では今、「故人と夢で再会した」「気配を感じた」など「死者との対話」体験を語る人が後を絶たない。残された者の悲しみの深さの現れであるとともに、その体験が、その後の生き方にまで影響を与える事実が分かってきた。最新医学でも、これらの体験は、大切な「回復プロセス」だと分析され、被災地では実態調査も始まった。「不思議な体験」に耳を傾け、亡き人とともに生きる姿を見つめる。


このNHKスペシャル「亡き人との再会」が流れる前、被災地で幽霊が出ている話は、いろいろなところで報道されてきて、その都度気になっていた。朝日新聞産経新聞東京新聞、その他ネットのニュースで。

でもそれは、どちらかというと興味本位だった。

それがNHKスペシャルの場合、噂話ではなくて、自分のはっきりとした体験として、真摯に語れているので、登場された方々にとても共感できました。

息子2人と妻を一気に失った父親の喪失感。
父親らしいことを何一つしてあげられなかったと嘆き、
自分を責める日々。

そんななか、亡きはずの息子たちが枕もとに現れて「お父さん、大丈夫だよ。がんばってね」と笑顔で語りだす・・・


霊魂があろうがなかろうが、その人にとっては確かな出会いだったし、今もなき人とともに生きているのは間違いないのだ。それなのに、番組を揶揄してNHKがオカルトに走ったなどと批判する人には残念に思う。

この番組では4人の方が登場されたが、NHKでは制作過程で、そのほかにも多くの体験者に接することになったのではないかと推測する。

その他の新聞報道は以下のブログにまとめられているので、よかったらみてほしいと思います。

サンクフルライフ【東北被災地で目撃談 続々と 】