週刊ポスト6月5日号の「統一教会報道記事」は韓国農村生活への侮辱である!

 5月24日発売の週刊ポスト誌で「韓国農民にあてがわれた統一教会合同結婚式 日本人妻の『SEX地獄』」と題し、当法人と韓国に嫁いだ女性信者の名誉を著しく毀損する記事が掲載されました。これに対して、広報局が発行元の小学館を訪ね、弥久保薫副編集長と同記事を書いた浜田盛太郎氏に対して厳重抗議を行い、記事の訂正と謝罪を求める抗議文を手渡しました。これに対して、弥久保氏は「記事内容を精査し、一週間以内に回答します」と答えました。

原文(統一教会公式サイト

私も記事を全部読みましたが、一言で言って、「韓国の農村差別・貧困差別、韓国にお嫁にいった方々への侮辱」だと感じました。

この記事をそのまま読むと、「韓国の農村にお嫁さんに行った人は皆悲惨な生活をしている」という印象にしか残りません。

教会員は少々の苦労があっても、信仰があるから「これは日本人として、歴史をかけて、私が乗り越えるべき苦労だ」と前向きにとらえて、仲間で励ましあって超えていくことができます。

そうした努力が実っての、下記のような報道記事は、韓国では珍しくありません。

「現在、韓国の地で韓国人の夫と家庭を築いて暮らしている日本婦人の数は約7千人だ」としながら、「私たちの中には、舅と姑によく仕え、模範的に立派な嫁であり、家庭人だということで、地域の自治団体から誇らしい『孝婦賞』を受賞した人が100人以上にのぼる。各種社会団体や奉仕活動に参加し、テレビや新聞などのマスコミの注目をあびることもあった。私たちはそのたびに、私たちの新しい祖国である韓国の社会に献身することは、韓国の人々が祖国日本の真実の姿を理解するようになることと、日韓友好に少しでも助けになることを感じて、今日まで努力してきた」と明かした。

原文(全国拉致監禁・強制改宗被害者の会のホームページ

私が聞いた話では、在韓日本人婦人で、家庭で、社会で、貢献している人がいると、「あなたは統一教会員の方ですか?」と聞かれることもしばしばあるそうです。在韓日本人の半数が教会員、そして、その半数の方は上記のように誠実に生きているわけですから、そのように尋ねられても当然なのです。


↑TVで報道された「多文化社会における日本人婦人たちの活躍」の様子

したがって、今回の報道記事は、彼女らの純粋な気持ちとひたむきな努力を茶化し、侮辱するもので、到底受け入れられるものではありません。

同時に、「韓国の農村なんてお嫁にいったら悲惨だ」という報道姿勢に対して、国際社会への影響を配慮はどのように考えているのでしょうか。実際に、今回の記事に対して、韓国からも、週刊ポスト編集部(小学館)に数通の抗議文が届いているといいます。

以上、当ブログでも、週刊ポスト編集部に対して、
謝罪と訂正を求めます。

※日本人教会員の率直な手記が掲載されています。ぜひ参考になさってください。
http://ameblo.jp/mio981012/entry-10444917004.html
(ブログ「愛いっぱい、幸せいっぱいな空間」より)

−−−−−−−−−−−−−−−−−
補足ですが、その韓国の農村差別は、日本の農村差別にもつながることを、忠告しておきます。

多少、移民の現状を勉強すればわかることですが、
韓国の農村の嫁不足の原因のひとつに、日本の農村の嫁不足で韓国から日本に嫁が来て、やはり文化や言葉の違いに苦労しているという現実があるからです。

むしろ、海外からのお嫁さんがいかに地域社会に根差し、共に幸せに暮らしていくか、という観点で、統一教会の日本人花嫁たちは「異文化結婚のモデル」を世界に見せてくれているように思うのです。