様々な改革に取り組む統一教会

一方、数十年前から文総裁の発言には「民族主義的」性向が現れていた。「平和を愛する世界人に」には次のような文総裁の言及がある。「天地がひっくり返って韓国が世界を一度にすべてを統一する」「世の中の人々が韓国人に生まれることができなかったことを恨み、嘆くときが来ると思う」。一部ではキリスト教が東学(朝鮮末に興った新宗教。1860年ごろ崔済愚(チェ・ジェウ)が、西学=天主教に対抗するものとして、民間信仰に儒・仏・道の三教を折衷して創始した)と融合したときに誕生したのが統一教会だという主張が提起された。


文総裁の表現によれば今は「世の中が完全にひっくり返る変化の時期」だ。東アジアと韓国が世界の中心になる時期だ。韓国とフィリピンが統一教会の東アジア活動から主要軸として浮上している。宗教部門の後継者である文顕進牧師は透明性を強調している。教区長を任命制から選挙制に変えた。合同結婚式の参加者らも以前と違い、結婚式の前にデートを数回するようになった。


数十万から数百万に達する海外統一教会の信者たちは、自分たちの信仰を「統一主義」(Unificationism)と歌い、自らは「統一主義者」(unificationist)と定義する。統一教会内で文総裁の権威は絶対的だ。統一主義者たちがポスト文(Post−Moon)時代にも「原理講論」を中心に信仰生活を営むのか、世界学界とメディアが注目している。

2009.10.18 15:08:54

文鮮明師は、タイトルにもあるように「平和を愛する世界人」であるので、その平和実現のために「韓国が重要な役割を果たす」という観点に立っています。特に、南北統一された統一コリアを「父の国」として位置づけています。一方、日本に対しては「世界の母になるべき国」という位置づけ、米国に対して「世界の兄」としての役割を強調しています。


韓国、日本、米国、また、フィリピン等諸国が世界平和のためにどのような貢献ができるか、が本質であって、それぞれの民族の優位性を競うものではないでしょう。


以上、世界のメディアの視点をお伝えしました。これを踏まえたうえで、日本からの視点ももう一度再構築すべきでしょう。私は統一教会が「全く問題がない完ぺきな組織だ」と主張したいのではありません。むしろ、中央日報が報じているように、「常に改善している組織」だというのが真実に近いでしょう。


ですから、統一教会員とその家族が対話を重ねながら、「統一教会についてどう考えるか」をじっくり意見をすり合わせていくプロセスが大事だと思うのです。


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*1:最後までお読みいただきありがとうございました。 本投稿は次の記事を引用しました。 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=121675&servcode=400§code=400